公開日:2022年12月28日

【2024年最新版】楽天広告の種類と活用方法をわかりやすく解説

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楽天市場には様々な広告メニューが存在しますが、楽天市場での広告運用経験が少ない店舗様にとって自店舗に最適な広告メニューを選択するのは至難の業といえます。
先に結論からお伝えしておくと、楽天市場の広告メニューは「RPP広告」と「クーポンアドバンス広告(CA広告)」の併用運用がおすすめです。

自店舗にとって最適な広告メニューを選択することができれば、楽天市場における広告運用は大きな成果を挙げることができ、新規顧客開拓やリピーター醸成など、さまざまなメリットを享受することができます。

今回は楽天広告の各メニューの特徴・強みを紹介しながら、実際の運用ポイント・注意点もあわせて解説していきます。

※当記事は2024年4月時点の情報を基に制作しています。記事閲覧のタイミングによっては情報が古くなっている可能性がありますのでご了承ください。

目次

楽天市場で広告運用を行うメリットとデメリット


楽天市場で広告運用を行うメリットとは、何と言ってもその規模の大きさです。楽天市場は日本国内におけるECサイトの中でもトップクラスのユーザー数を誇り、適切な広告運用により多くのユーザーにアプローチすることが可能です。

また、楽天市場内での広告運用は、ユーザーの購買データや行動履歴を基にしたターゲティングが可能で、より効果的な広告配信が期待できます。

一方で、その広告の種類の多さから生じるデメリットも無視できません。広告運用初心者にとっては、どの広告を選べばよいのか迷うこともありますし、運用にあたっては知識とスキルも必要とされます。

また、楽天RPP広告など、大手企業との競争が激しくなる広告もあるため、広告費用が高騰する場合などがあります。

楽天市場で活用したい広告の種類と選び方


楽天市場で配信可能な広告の選び方として下記に注意しましょう。

  • それぞれの広告の機能や特徴を理解する
  • 出稿目的を明確にする
  • 配信可能な期間と予算に合わせて最適な選択をする

楽天市場には多くの広告メニューがあり、それぞれの広告メニューに特性があります。また、出稿目的を明確にしていない場合、適切な広告予算や戦略が組めないため、広告効果が最大化できない可能性があります。

楽天市場で配信可能な広告の種類

楽天市場で活用できる広告には以下の種類があり、それぞれに特徴があります。

広告の機能や特徴を理解する

楽天市場での広告には大きく分けて「運用型広告」「ディスプレイ広告」「ニュース広告」の3つがあり、アプローチできるターゲット層として「検討層」「顕在層」「潜在層」向けの広告があります。それぞれの広告によって、楽天市場内での露出箇所や、課金方式なども異なるため、広告メニューの特徴や機能を十分に把握した上で活用することが重要です。

出稿目的を明確にする

上述の通り広告の種類によってアプローチできる層が異なるため、広告を使って何をしたいのかを明確にする必要があります。広告出稿の目的を明確にした上で、目的に合った広告を選択する流れが理想的です。例えば、売上規模が100万円に満たない店舗様など、検討層や顕在層を獲得できていない場合、検討層や顕在層へのアプローチに長けた広告を使用する方が望ましいでしょう。

期間と予算に合わせた選択をする

「広告費として捻出できる予算がどれくらいなのか」によって適切な広告メニューの選び方も変化します。また、配信したい期間や、配信可能な期間によっても選択できる広告は変化してくるため、予算と合わせて検討することが重要です。

後述する「楽天市場広告」を例に挙げると、掲載枠は無料枠~100万円単位の枠まで幅広く、掲載期間も「時間限定枠」などが存在するため、出稿目的とあわせて配信可能期間や、予算も明確にして選択する必要があります。

【2024年最新】RPP広告の仕様変更について


ここからは楽天市場で2023年10月~2024年1月に確認できた仕様変更が、「どのようなものだったのか」また「メリットは何だったのか」を解説していきます。
楽天市場に参入したての方や、既に出店している店舗の売上をさらに上げたいという方にもぜひ参考にして頂ける内容となっております。

RMSの主な変更点
RMSにおける主な変更点は以下の2つです。

  • 時間単位のデータ提供
  • 新たな分析軸の追加

従来のRMSの店舗カルテ売上分析では、数値分析が可能な集計期間は「全期間」「2か月以内の任意期間」「月ごと」または「日ごと」 まででした。しかし、今回の仕様変更によって、日次カレンダーで2日以内が選択された場合、1時間単位の売上データの表示、前年同日や月商別平 均値(同サブジャンル内)などの比較も可能になっています。

そして今回の仕様変更で、「新規・リピート(1回、2回、3回、4回以上)別売上」「性別・年齢・性別×年齢別売上」「商品ジャンル別売上(TOP10)」「クーポン利用売上」「ポイントアップ適用売上」が追加され、前年同日および月商別平均値(同サブジャンル内)との比較、売上推移グラフまたは数値表での確認もできるようになりました。

また、仕様変更に伴い、なくなった機能としては、以下の2つが挙げられます。

  • 検証可能な項目が「人数比率」ではなく「金額と件数のみ」になった
  • 店舗カルテ内のタブの詳細がcsvで出力できなくなり、「表をコピー」というコピー機能のみとなった

とはいえ、全体を通して詳細な比較検証がやりやすいようになったため、活用できれば売上アップが期待できます。

楽天広告の主な変更点
楽天広告の主な変更点は以下の3つです。

  • RPP広告のCPC入札上限が 10,000円まで変更(2023年11月15日)
  • RPP広告にランク別入札機能追加(2024年1月24日)
  • クーポンアドバンス(CA)広告の目安CPC追加(2024年1月25日)

2023/11/14まではCPC単価上限が999円となっていましたが、仕様変更により10,000円までのCPC単価入札が可能となりました。変更されたことで、これまで露出ができなかった「商品」「キーワード」どちらの方法でも露出が期待できます。

また、2024年1月24日には、RPP広告において、楽天市場内のユーザーランク別に自動最適化が行われる入札機能が追加されています。さらに、クーポンアドバンス広告の設定画面も一部仕様変更が実施され、RPP広告と同様に「目安CPC」が表示されるようになりました。この変更によって、担当者は露出金額の目安が分かるため、不必要に高いCPCでの入札を抑止することができます。

RPP広告(検索連動型広告)の特徴やポイントと注意点


新規顧客の獲得を意図する場合に効果的なのが「RPP広告」です。RPP広告は「ユーザーが検索窓に入力したキーワードに連動して検索結果の上部に露出される広告」であるため、積極的に商品の探す層(検討層・顕在層)に広告を露出できるメリットがあります。

RPP広告(検索連動型広告)の効果的な運用方法については、下記の記事で詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。

関連記事:楽天市場内でRPP広告運用の効果を最大化させる方法

RPP広告の概要

RPP広告は「検索連動型広告」として知られ、ユーザーが検索窓に入力したキーワードに連動して広告が配信される仕組みです。
課金方式は「設定している各種CPCに応じたクリック課金」で、検索結果への表示のみであれば課金されないのが特徴として挙げられます。
検索結果画面の上部にPC画面上であれば0~3枠、スマートフォン・アプリ画面なら最大5枠で表示され、検索結果を閲覧するユーザーの最も目に留まりやすい箇所に広告を露出できます。

RPP広告の特徴と強み

RPP広告では商品ごとにキーワード設定を行うことで、任意のキーワードで露出強化が可能です。購入意欲の高いユーザーに自社商品を戦略的に露出できるため、広告費用を抑えて効率的な運用を行いたい小規模店舗様にもおすすめできる広告メニューといえます。

また、検索結果の上部に表示されるため、自然検索で上位化できていない商品でも、指定した検索キーワードの広告掲載枠や実績、CPC次第で検索結果の1ページ目に露出できる可能性があります。「そもそも自然検索で上位化出来ていない商品の露出度を向上させたい」「来たるセールイベントのためにある程度の売上実績を確保しておきたい」といった意図がある場合に活用しましょう。

「ユーザーが検索画面で検索をする」という行動は、ある程度購入意欲が高い段階で行う検索行動のため、比較的アクセスや売上に繋がりやすく、高い費用対効果が期待できます。「楽天市場の豊富な広告メニューの中でまずどれに注力すべきか分からない」といった悩みを持っている店舗様はRPP広告から始めることをおすすめします。

RPP広告の活用ポイント

RPP広告を活用する際は、「広告として露出させたくない商品は除外設定を行うこと」が重要です。RMSのパフォーマンスレポートを活用することで、実績に応じて商品単位、キーワード単位の調整が可能であるため、実績に応じた調整を可能であれば毎日できるのが望ましいです。

RPP広告の注意点

RPP広告を活用する際の注意点は下記の5つです。

広告として露出させたくない商品は除外設定を行う
RPP広告の仕様上、店舗商品の全てがRPP広告の出稿対象となります。そのため広告として露出させたくない商品には「除外設定」を行うことが重要です。

クリック課金型のため、クリック発生で課金される
RPP広告は後述する効果保証型広告(CPA広告)ではないため、1クリックごとに広告費が課金されます。クリック全てが売上に繋がることはないため、課金方式をしっかりと理解した運用が重要になります。

商品画像(1)の画像が在庫のないSKUの場合、転換率が下がる可能性がある
RPP広告の商品画像(1)の画像が在庫のないSKUの場合、ユーザーが遷移先のページで欲しい商品が見つけられず転換率が下がる可能性があります。色やサイズ違いの商品の在庫管理もRPP広告運用時に徹底しておきましょう。

継続月予算に設定している金額は月が変わっても月末の設定を引き継ぐ
RPP広告で「継続月予算」に設定している金額は、設定金額の変更を行わない限り、設定されている予算を上限に翌月も配信されてしまいます。

実績に応じた最適な調整を行わない場合、費用対効果が悪化するRPP広告は出稿して終わりではなく、広告予算を適切に使用するためにも、適宜パフォーマンスレポートで実績を確認し、実績に応じた広告費用の調整を必ず実施しましょう。

CA広告(クーポンアドバンス広告)の特徴やポイントと注意点


楽天市場でリピーター販促を意図する場合は、クーポンアドバンス広告(CA広告)の活用がおすすめです。クーポンアドバンス広告(CA広告)はユーザーの購入履歴などの購買データをもとに楽天市場が最適なクーポン表示を行う仕様になっており、リターゲティング要素が強い広告メニューとなっています。
CA広告(クーポンアドバンス広告)の効果的な運用方法は下記の記事で詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。

関連記事:楽天市場内の広告の種類とクーポンアドバンス広告の運用方法について

CA広告(クーポンアドバンス広告)の概要

クーポンアドバンス広告は「検索連動型広告」で、ユーザーの検索キーワードに応じてクーポン表示をともなった露出を行う広告メニューです。課金方式は「設定している各種CPCに応じたクリック課金」で、先ほど紹介したRPP広告と同じ形態となります。

CA広告(クーポンアドバンス広告)の特徴と強み

クーポンアドバンス広告(CA広告)の強みは「検索結果上位をはじめとした楽天市場内での出面が増加すること」です。楽天市場内の様々な掲載枠に広告を露出できる点がRPP広告と比べてメリットといえます。

また、クーポンアドバンス広告(CA広告)は「クーポン付き広告」のため、検索行動に踏み切って購買意欲が高まっているユーザーの売上に繋がりやすいメリットがあります。

さらに、一度取得したクーポンの有効期限が切れる前にユーザーに通知される仕様のため、ユーザーの商品ページへの再来訪が期待できます。
クーポンアドバンス広告(CA広告)も商品ごとにキーワード設定を行うことで、任意のキーワードで露出強化が可能です。

CA広告(クーポンアドバンス広告)の活用ポイント

クーポンアドバンス広告(CA)を活用する際は、クーポンアドバンス広告(CA広告)がリターゲティング要素が強い広告であることを理解した上で運用することが重要です。例えば同じ検索キーワードでも、AとBのユーザーでは異なるクーポンアドバンス広告(CA広告)が表示される可能性があります。

したがって、RPP広告のように「上位表示を狙っている検索キーワードで露出できているかどうか」を調べることが難しく、RMSのパフォーマンスレポートのデータをもとに露出状況を推測するしかない側面を持っています。

CA広告(クーポンアドバンス広告)の注意点

クーポンアドバンス広告(CA広告)の配信商品を自動最適化に設定している状況で、配信したくない新商品の除外登録を行っていない場合、該当商品が出稿されてしまう可能性があります。また、「サーチ非表示商品」「倉庫指定商品」は除外登録できないため、非表示解除や倉庫から出した時に広告出稿されてしまう可能性があることも覚えておきましょう。

そしてクーポンアドバンス広告(CA広告)は「クリック課金」+「クーポン値引き分」も売上から引かれるため、RPP広告よりも利益率が低下する傾向にあります。RPP広告との併用を検討しつつ、「利益率の高い商品」などが運用する商品として適切といえるでしょう。

TDA広告(ターゲティングディスプレイ広告)の特徴やポイントと注意点


楽天市場内のユーザーに幅広く自店舗の商品をアプローチしたい場合は、ターゲティングディスプレイ広告(TDA広告)の活用がおすすめです。ターゲティングディスプレイ広告は、ユーザーセグメントに絞って楽天市場内の広告露出枠に掲載できるため、顕在層・潜在層に広く自店舗の商品を認知したい時に効果が期待できます。

TDA広告の効果的な運用方法については、下記の記事で詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。

関連記事:【2024年最新】楽天市場で活用したいTDA(ターゲティングディスプレイ)広告の運用方法と注意点を解説

TDA広告(ターゲティングディスプレイ広告)の概要

ターゲティングディスプレイ広告(TDA広告)は、バナー広告の50%以上がユーザーに1秒以上表示された回数に配信単価を乗じて課金される「ビューアブルインプレッション(Vimp)課金」を採用している広告メニューです。楽天市場内の広告露出枠にて、店舗様が希望するユーザーセグメントに対象を絞って表示させる「運用型バナー広告」として知られ、店舗様が広告予算を調整して出稿状況を調整できる特徴を持っています。

TDA広告(ターゲティングディスプレイ広告)の特徴と強み

ターゲティングディスプレイ広告(TDA広告)は店舗様が希望するユーザーセグメントに対象を絞って広告を表示できる強みを持っています。「開始日予約」「期間」「予算」「入札単価」「対象セグメント」「バナー入稿」等を設定し、審査を通過した場合に広告が表示される仕様です。

また、ユーザーセグメントを行えるため、自店舗の商品の認知拡大やリターゲティング、ブランドスイッチなどの用途に利用しやすい特徴を持っています。

TDA広告(ターゲティングディスプレイ広告)の活用ポイント

ターゲティングディスプレイ広告(TDA広告)はVimp単価が一律0.75円で、0.05円刻みでの入札強化が可能なため、入札を強化し、入札額を引き上げることで、理論上は競合キャンペーンに勝つことが可能な仕様です。

そのため競合キャンペーンも同様の対策を取ると仮定し、1円~で入札設定を行い(※)、0.05円刻みで少しずつ入札単価を上げ下げしながら、良い塩梅を探りつつ運用していく必要があります。
※ただし、商材によって単価は変動します。

TDA広告(ターゲティングディスプレイ広告)の注意点

ターゲティングディスプレイ広告(TDA広告)の運用では、配信開始日に合わせてバナー入稿など準備期間を設ける必要があります。

また、広告キャンペーンが2つ以上あり「最大配信」で設定している場合、1~数営業日で数十万円が満額消化されてしまう可能性があるため、注意して出稿状況を確認するか、広告出稿を管理・相談できるパートナー企業と十分に話し合ってから運用方法を決めることをおすすめします。

そしてターゲティングディスプレイ広告(TDA広告)の課金方式の仕様上、「広告がユーザーに本当に見られている」とは限りません。運用時は「広告予算の消化=視認されている」ではないことを理解しておきましょう。

やや補足的な説明になりますが、TDA広告を見たユーザーがその後、RPP広告やクーポンアドバンス広告をクリックして商品を購入した場合、TDA広告の成果にも計上されるため、パフォーマンスレポートにおけるROAS(費用対効果)が高く出る場合があります。

最後にTDA広告は2022年12月現在、人気が非常に高まっているため、楽天ECCの担当者に予約開始日の確認を行っておくことが運用開始前のポイントとして挙げられます。

CPA広告(効果保証型広告)の特徴やポイントと注意点


楽天市場内外で認知度アップを見込みたい場合は、効果保証型広告(CPA広告)を活用しましょう。効果保証型広告(CPA広告)は、広告経由の売上の20%を広告費として支払う仕様のため、「自店舗の広告を広くユーザーに届けたいが、広告費の無駄遣いは避けたい」と感じている店舗様や、「楽天広告の効果的な運用がいまいち分からない」といった人におすすめの広告メニューです。

CPA広告の効果的な運用方法については、下記の記事で詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。

関連記事:【最新版】楽天CPA広告(効果保証型広告)の運用方法と活用ポイントを徹底解説

CPA広告(効果保証型広告)の概要

効果保証型広告(CPA広告)は、広告経由売上の20%を広告費として支払う成果報酬型広告で、コンバージョン課金型広告とも呼ばれます。広告の掲載箇所は、楽天市場のジャンルページや、イベントページ、楽天グループの媒体や楽天のメールマガジンなど、楽天市場内外と広いため、認知拡大を目的としている場合に効果が期待できます。

CPA広告(効果保証型広告)の特徴と強み

効果保証型広告(CPA広告)は、経由売上の20%が広告費として支払われるため、ROAS換算すると「ROAS500%が保証されている広告」といえます。

RMSに登録している商品と自動で連動するため、面倒な入稿や広告枠の選定、購入手続きは不要なのがメリットとして挙げられます。

広告はPCとスマートフォンの「ジャンルページトップ」「特集・イベントページ」「楽天グループサービス」「楽天メールマガジン」などに掲載されるため、楽天市場の検索画面以外からの流入も期待できます。

CPA広告(効果保証型広告)の活用ポイント

効果保証型広告(CPA広告)を運用する場合も、配信対象外にしたい商品は、必ず除外設定を行いましょう。また、広告費が経由売上の20%に固定されているため、利益率の高い商品に絞って配信することをおすすめします。

CPA広告(効果保証型広告)の注意点

効果保証型広告(CPA広告)の注意点としては、コンバージョン課金型の仕様のため、広告予算を設定できない点が挙げられます。また、ユーザーがクリック後の720時間以内の購入全てが広告費の対象となるため、広告費がいくらかかるか把握できないデメリットも持っています。広告効果こそ保証されているものの、掲載が保証されているわけではないため、その点にも注意が必要です。

ディスプレイ広告(楽天市場広告)の特徴やポイントと注意点


ここまでご紹介してきた広告とは反対に、掲載が保証されている「ディスプレイ広告」があります。ディスプレイ広告は予算と目的に応じて、楽天市場内の様々な掲載枠に広告を露出できる広告メニューです。掲載期間中の掲載が保証されているため、潜在層への認知拡大に効果が期待できます。

ディスプレイ広告(楽天市場広告)の概要

ディスプレイ広告は、楽天トップページや特集ページ、ジャンルページなどに掲載される広告です。広告メニューも種類が豊富で、広告の掲載期間も枠によって異なる特徴を持っています。

ディスプレイ広告(楽天市場広告)の特徴と強み

ディスプレイ広告は、基本的にユーザーの目に留まりやすい位置に掲載されることが多いため、楽天市場内を回遊する潜在層へのアプローチに有効です。加えて、広告掲載枠と露出する商材の親和性によっては多くの流入・売上が見込める強みを持っています。

ディスプレイ広告(楽天市場広告)の活用ポイント

ディスプレイ広告は、目的と予算に応じて枠の選定を行うことで、短期的に大きな流入や売上、ランキング入賞などが期待できます。効果に関しては、掲載枠や商材に拠るところが大きいため、広告を出稿する時期や広告メニュー、掲載期間などのデータを取り、効果検証を行うとともに、ECCさんに相談することが重要です。

ディスプレイ広告(楽天市場広告)の注意点

ディスプレイ広告は「目的に応じた使い分け」が重要です。基本的には認知拡大を目的とした広告メニューに当たるため、売上に対する費用対効果は他の広告と比べ低い傾向があります。

また、人気の広告枠は一瞬で売り切れてしまうため、スケジュールの把握が出来ていないとそもそも枠の購入すら出来ない事もあり得ます。

そしてディスプレイ広告では広告クリエイティブを用いるため、入稿までの準備が必要になります。広告クリエイティブには細かなガイドラインが設けられているため、作成時に注意して確認しましょう。

まとめ

楽天市場には様々な広告メニューが用意されていますが、まずは広告を使用するにあたっての目的を明確にし、目的に適した広告メニューを選択することが重要です。
出店間もない店舗様や、検討層や顕在層の囲い込みに大きな伸びしろがある店舗様は、まず検討層・顕在層への広告露出によって高い費用対効果が期待できる「RPP広告」と、リターゲティング要素が強い「クーポンアドバンス広告(CA広告)」を組み合わせて運用することをおすすめします。

楽天専門チーム
楽天専門チーム
株式会社いつもが誇る楽天専門チームが、楽天における最新の集客支援の施策や運用のポイント、広告戦略についてお送りします。

楽天専門チームは、楽天専門のマーケティングセンターとして、全国の楽天運営企業から大手メーカー、楽天受賞店まで豊富な実績を有しています。
また現在の楽天の動向や今後の動きなどを常に把握し、「今」ではなく「その後」の動きに合わせた対策を行うことができるのが強みです。

本ブログでは、国内での最新事例から、今後起こるであろう楽天の仕様変更での対応策まで、幅広くお伝えします。

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楽天市場内で出稿できる広告に関するよくある質問

 

RPP広告の最低出稿額はいくらですか?
RPP広告の最低予算は月5,000円で、クリック単価(CPC)は10円から設定できます。低予算でも広告出稿できて成果が実感できるのがメリットですが、一方でクリック単価を下げすぎると思うように成果が出にくくなります。
楽天広告の運用型広告には何がありますか?
楽天広告の運用型広告には、RPP広告、CA広告(クーポンアドバンス広告)、TDA広告(ターゲティングディスプレイ広告)の3つがあります。RPP広告は「新規顧客の獲得」に長けており、CA広告は「リピーター販促」に効果的な広告メニューです。そしてTDA広告は「楽天市場内のユーザーに効率的にアプローチ」ができる広告で、それぞれ異なる特徴を持っています。
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