食品ギフトで売上アップを実現する顧客育成手法とは
みなさんこんにちは。いつも.の食品ECコンサルタントです。食品系ECショップの多くが、主力となる商品の他にお試し商品を用意していますが、顧客育成を考えて売上アップのためにストーリーを組み立てられているショップは、まだ少ない傾向にあります。そこで今回は、実際に顧客育成で売上アップに成功した事例を解説を交えてご紹介しましょう。
まずご紹介するのが、王道の流れとなる本番商品を安心して買って頂くためのお試し商品の導入事例です。商材は今の時期から既に動き始めている、おせち。12月に主力商品の注文を受け切る前に、前段階としてミニおせちを用意し、実際に1,000円~2,000円くらいの手が出しやすい設定で一度買ってもらい、どのような商品が届くのかを体験、安心して本番商品を買ってもらうというものです。
8月9月くらいにお試し商品で試食してもらい、10月11月に早期予約特典を打つことで買ってもらうという施策がおせち業界では一般的になりつつあります。
そして、もう一つの事例が調味料の白だしです。調味料の場合、お中元にギフトとして購入して頂くことから逆算して顧客育成を考えていきます。白だしの場合、冬場のお鍋シーズンに売れ行きが伸びるため、お中元に向けて最初は11月くらいから2,000円程度のお試しセット商品を一度買って頂きます。そこで新規を獲得してからお中元に繋げていく訳です。ご家庭によって消費ペースは異なりますが、350mlを1ヶ月半から2ヶ月で消費するため、次に1リットルの2番目商品の購入に繋げます。ここまで繋げることができれば商品の良さをしっかり理解してもらえているため、6月くらいにお中元商品を訴求して大きな売上に繋げていくことができるのです。
このように、商材に合わせて売り時から逆算して顧客育成していくことでギフトの売上増に繋げていくことが可能です。顧客育成の考えには、さらに応用を利かせてリピーターを獲得する方法もありますので、次の記事もさらに顧客育成の事例を交えた売上げアップの方法をご紹介していきましょう。
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- ①主力となる商品の確立
②お試し商品の用意
③商材に合わせて売り時から逆算して顧客育成していくこと
詳しくはサイトをご確認ください。
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