公開日:2021年9月9日

Amazonで売上アップを図るために必要な7つのポイントをまとめて解説

Amazonで売上アップを図るために必要な7つのポイントをまとめて解説

国内でも最も集客力があるECプラットフォームの1つに「Amazon」がありますが、出店したものの売上が上がらずに困っている店舗様を多く見かけます。

そこで今回はAmazonで売上アップができていない店舗様によく見られる3つの事例と、それらを克服した上で具体的に取り組みたい7つのポイントを紹介していきます。

Amazonで売上アップができていない3つの事例


Amazonで売上アップができていない店舗様は、多くの場合3つの事例のどれかに当てはまる傾向にあります。

  • 大口出品の設定ができていない
  • 高評価を集められていない
  • 季節やニーズに合っていない

それぞれの事例について詳しく解説していきます。

大口出品の設定ができていない

Amazonで売上を上げるために、まずやっておくべき対策が「大口出品の設定」です。

Amazonには出品タイプとして「大口出品」と「小口出品」の2つのタイプが用意されており、大口出品を選択した場合には月額4,900円の費用が発生します。

Amazonで出店したばかりの頃は、取り扱い商品が少ないケースも少なくないため、1商品あたりに「基本成約料」100円を支払う方法の方がお得に取引を進められることもあるでしょう。

しかし、小口出品のプランでは、在庫ファイルを使った一括商品登録ができず、注文数や売上高、アクセス数などをまとめた各種レポートも取得できないため、売上に関するデータを蓄積できないサイクルに陥ってしまいます。

店舗在庫が50商品を超え、かつ順調に売上が伸びてきている店舗様であれば、大口出品のプランに変更して各種レポートが取得できるような状態にしておくことを推奨します。

また大口出品は「Amazonショッピングカートボックスの獲得」にもつながり、大きく売上アップが期待できるため、未対策の店舗様は最初に検討を行ってください。

高評価を集められていない

Amazonで売上アップを図る上で欠かせないのが「高評価レビューの取得」です。

Amazonには「商品レビュー」と「出品者レビュー」の2つのレビューが存在し、この両方の評価を高めていくことでユーザーに選ばれる店舗へと成長していくことができます。

AmazonではASIN単位で商品登録が行われるため、その商品に関するレビューと、その商品を配送した出品者それぞれにレビューが蓄積されていきます。

Amazonでレビューを集める方法には「レビューリクエスト機能」と「Amazon Vine」が存在し、それぞれのレビュー施策の運用方法・注意点を遵守して取り組みを進めていくことが重要です。

高評価レビューを書くよう促したり、何かを見返りにレビューを依頼する行為はペナルティの対象となっているため、高評価のレビューがほしくても絶対にやらないように注意してください。

Amazonにおけるカスタマーレビューの増やし方については下記ページで詳しく解説していますので、合わせてご覧ください。

関連記事:https://itsumo365.co.jp/blog/post-19692/

季節やニーズに合っていない

Amazonに限らず、ECプラットフォームを使った販売では、季節商品の販売が店舗の継続的な売上アップのきっかけを作ることがあります。

例えば、冬に必需品である「こたつ」は、全国的に11月・12月頃から使用されるイメージがあり、10月頃から家電量販店でも目にするようなサイクルが出来上がっているかと思いますが、東北や北海道地方では早くて9月頃から使い出す地域もあるため、それよりも前にこたつの購入を検討する層が一定数存在します。

こうしたユーザーの中には、こたつを8月には手元に置いておきたいと考える人もいるため、ECプラットフォームでも8月頃からこたつが徐々に売れ始めていきます。

ECプラットフォームの商圏は全国各地に広がっているため、極端な例でいくと、沖縄在住の出品者が北海道在住のユーザーに向けて出品することもできます。

つまり、こうした季節商品のニーズをしっかりと把握し、商圏が全国各地に広がっていることを認識して商品ラインナップを揃えていくことが大切なのです。

自店舗の主力商品や通年少しずつ購入される商品に頼るのではなく、季節商品のニーズをがっちりと掴みにいき、その流れで通年購入される商品へと成長させていくことが重要となります。

実際に季節商品の販売を検討したい店舗様は、下記の記事も参考になりますのでご覧いただけますと幸いです。

関連記事:https://itsumo365.co.jp/blog/post-18062/

Amazonで売上アップを実現するための7つのポイント総まとめ


ここからはAmazonで売上アップを実現するために欠かせない7つのポイントを紹介していきます。

基本的な対策方法を含め、中級者向けの対策方法も紹介していますので、1つずつステップアップするような形で施策を実施していただければと思います。

7つのポイントの概要は以下の通りです。

  • 「大口出品」の設定を行う
  • Amazon商品紹介コンテンツ(A+)を作成する
  • FBAを活用し在庫切れを起こさない
  • Amazon SEO対策を行う
  • サブ画像の設定(クリエイティブ設定)を行う
  • セールやイベントでの販促を積極的に実施する
  • スポンサープロダクト広告を活用する

それぞれ詳しく解説していきます。

「大口出品」の設定を行う

前述した通りAmazonで売上アップを図る際、まずやっていただきたいのが「大口出品の設定」です。

大口出品の設定を行うことで、売上アップに欠かせない各種レポートの取得が可能になったり、Amazonショッピングカートボックスの前提条件を満たしたりすることが可能になります。

また、後述するFBA(フルフィルメント by Amazon)を利用する上でも、大口出品に設定しておいた方が、大量に商品を納品・保管する場合でも費用が抑えられて安心です。

Amazon商品紹介コンテンツ(A+)を作成する

Amazonで売上アップを図るためには、商品詳細ページに流入したユーザーを購入(コンバージョン)まで導かなければなりません。

どれだけ多くアクセスがあったとしても、購入に至る確率(転換率)が低いままではせっかくの販売機会を逃していることになります。

そこでAmazon商品紹介コンテンツ(A+:エープラス)を作成して、転換率アップを図る施策を行う必要があります。

Amazon商品紹介コンテンツ(A+)とは、商品詳細ページに画像やテキストなどの情報を追加できる機能のことで、商品の魅力を訴求できるコンテンツです。

画像とテキストを組み合わせたクリエイティブはインフォグラフィックともよばれ、テキストだけの商品訴求よりも多くの情報をユーザーに伝えられるメリットを持っています。

差別化が難しいといわれるAmazonにおいて、店舗の色を存分に出せるクリエイティブともいえるため、力の入れ方によっては大きく転換率を上げられるポイントとなります。

作成時にはモジュールとよばれるレイアウトフォーマットを使用し、画像やテキストを当てはめていくようなイメージで作成できます。

作成する際は、テキストでは伝わらない使用感や、ストーリー性を持たせるなどして、商品を実際に使用するイメージをユーザーに与えることがポイントです。

Amazon商品紹介コンテンツ(A+)の詳しい作成方法は下記ページで解説していますので、合わせてご覧ください。

関連記事:https://itsumo365.co.jp/blog/post-19492/

FBAを活用し在庫切れを起こさない

FBAとは、Amazonが全国各地に保有するフルフィルメントセンターにて、出品者の商品管理・発送を代行する仕組みを指すものです。

FBAを活用することで、出品者は繁忙期や閑散期など、様々な状況下においても安定した配送パフォーマンスをユーザーに届けることができます。

FBAの利用は、配送パフォーマンスの向上にもつながるため、AmazonにおけるSEO対策としても効果があるだけでなく、ショッピングカートボックス獲得の要素としても重要視されています。

在庫切れを起こさないバックヤード体制を整え、ユーザー評価を安定的に高めていくことも意識していきましょう。

FBAを使った在庫切れリスクの解消方法・具体的な事例については下記ページを参考にしてください。

関連記事:https://itsumo365.co.jp/blog/amazon-out-of-stock-risk-and-response/

Amazon SEO対策を行う

Amazonで商品を見つけてもらうためには、Amazon内におけるSEO対策(検索上位表示対策)を徹底しなければなりません。

出品済の商品に関しては、基本的に自店舗の商品にアクセスするユーザーが使用する「検索キーワード」と、キーワード別の「アクセス数」「転換率」などを確認して対策を行っていきます。

ユーザーが検索するキーワードをしっかりと把握し、どの検索キーワードに焦点を当ててタイトルや商品紹介文、クリエイティブを作成していくかが大切です。

また、上位表示を実現するためには、在庫切れをなくして出品者評価を下げない工夫を凝らしたり、FBAを活用して高品質な配送パフォーマンスを維持することなどが求められます。

Google検索のようなキーワード・見出しの対策だけでなく、ECプラットフォームならではの商品品質・配送パフォーマンスにも気を配らなければなりません。

AmazonにおけるSEO対策の詳細は下記ページで詳しく解説していますので、合わせてご覧ください。

関連記事:https://itsumo365.co.jp/blog/post-18664/

サブ画像の設定(クリエイティブ設定)を行う

Amazonのメイン画像は背景が白色で統一されており、メイン画像だけで商品の個性や色を表現することはできません。

一方でAmazonの商品詳細ページに遷移してから確認できるサブ画像には、作成ルールの規定が少なく、商品の特徴を様々な角度から伝えることができます。

例えば、商品の中には、大きさや形、色感、質感などが分かりにくい商品も存在します。

その際に別の大きさのものと比較した画像を設置したり、利用シーンを想起させるような画像を設置したりすることで、商品の特徴や個性を際立たせることができます。

また、サブ画像には「動画」も設定することが可能で、より利用シーンや商品使用の雰囲気など、言葉では伝わりにくい部分を訴求できるようになりました。

メイン画像の設定だけでサブ画像には注力していなかった店舗様は、この機会にサブ画像の設定・クリエイティブ強化を検討してみてはいかがでしょうか。

関連記事:https://itsumo365.co.jp/blog/post-4045/

セールやイベントでの販促を積極的に実施する

Amazonでは年間セールや様々なタイムセールが実施されますが、そのタイミングに合わせて様々な販促企画を準備・実施していくことが売上アップへと繋がっていきます。

Amazonでは1月・3月・7月・11月・12月と約3か月おきに年間セールが開催されるため、そのタイミングに合わせて企画準備を行っていく必要があります。

特設ページの作成やクリエイティブの準備などに1か月は必要になるため、計画的な準備を行って都度改善していく姿勢が求められます。

セールイベントで販売の勢いがついた際には、そのまま通常売上の底上げが期待できるため、リピーター獲得を増やす意味でもしっかりと対策していきましょう。

関連記事:https://itsumo365.co.jp/blog/post-5781/

スポンサープロダクト広告を活用する

Amazonスポンサープロダクト広告を活用することで、売上アップを図ることが可能です。

Amazonスポンサープロダクト広告は検索連動型広告の1つで、ユーザーの検索キーワードに連動する形で商品バナーが表示される広告のことを指します。

検索結果画面のファーストビューで自然検索ランキングよりも上位に表示されることから、高いクリック率と転換率を特徴とする広告です。

Amazonで売上アップを図る際には、Amazon広告の第一歩としてスポンサープロダクト広告の利用を検討してみてください。

Amazonスポンサープロダクト広告の始め方・改善方法については下記ページを参考にしていただければと思います。

関連記事:https://itsumo365.co.jp/blog/post-2239/

まとめ

Amazonで売上アップを図るためには、まず大口出品を行い、その上で季節商品の対策やSEO対策、在庫切れの解消などの施策に取り組む必要があります。

自店舗だけで対策が難しい場合は、FBAを使って配送品質を安定させたり、Amazon販売をプロとするコンサルティング会社に相談するなどして、事態の改善を図ることが大切です。

Amazon専門チーム
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株式会社いつもが誇るAmazon専門チームが、Amazonにおける最新の集客支援の施策や運用のポイント、広告戦略についてお送りします。

Amazon専門チームは、Amazon専門のマーケティングセンターとして、全国のAmazon運営企業から大手メーカーまで豊富な実績を有しています。Amazon社内の担当者と都度打合せを行っており、現在のAmazonの動向や今後の動きなどを把握し、「今」ではなく「その後」の動きに合わせた対策を行うことができるのが強みです。

本ブログでは、米国での最新事例から、今後日本でも起こるであろうAmazonでの対応策まで、幅広くお伝えします。

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amazonで売上上げる方法に関するよくある質問

 

Amazonで売上アップができないのですがどうしてですか?
多くの場合、「大口出品の設定ができていない」「高評価を集められていない」
「季節やニーズに合っていない」のいずれかの事例にあてはまります。それぞれの事例を本記事で説明しております。
Amazonで売上アップを目指すうえで必要なことは何ですか?
本記事では、売上アップを図るための7つのポイントを説明しております。詳しくはぜひ本記事をご確認ください。
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