公開日:2017年3月28日

Amazonのスポンサープロダクト広告とは?始め方を設定方法から詳しく解説

Amazonのスポンサープロダクト広告とは?始め方を設定方法から詳しく解説

最近「Amazonスポンサープロダクト広告からの売り上げが頭打ちになってきたので、解決策はないでしょうか」という出店者様からの相談が増えています。そこで今回は、Amazonスポンサープロダクトの基本を振り返りつつ、Amazonスポンサープロダクトの広告効果を改善する方法を解説したいと思います。

Amazonのスポンサープロダクト広告とは?


Amazonスポンサー広告の中でも、特に初心者におすすめなのが「Amazonスポンサープロダクト広告」です。

上図は、検索した際の検索結果ファーストビュー画面のイメージです。
広告部分は、自店舗で出品している商品の「詳細情報」から情報を引っ張ってきたもので、広告主が細かい設定を行う必要はありません。
商品画像や商品名、キャッチコピーや星レビュー評価、価格などが自動生成されます。

Amazon広告に慣れていないEC事業者でも簡単に出稿できるため、Amazonスポンサープロダクト広告は初心者の方におすすめな広告といえるのです。また、「Amazonスポンサープロダクト広告」は、検索キーワードに連動して表示されるクリック課金型の広告で非常に有効な広告メニューの一つといえるでしょう。

Amazonスポンサープロダクト広告のイメージがつきにくい方は、Google広告の検索連動型広告(リスティング広告)をイメージしてみてください。
Amazonスポンサープロダクト広告も、Google広告と同じように検索キーワードに連動して表示される広告であり、クリック課金型の広告となります。

つまり、商品の露出だけでは課金されない広告ですので、予算に合わせた運用ができる広告といえます。
Amazonスポンサー広告全体の解説については下記記事で詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。

関連記事:【2024年最新版】今から始めても遅くない!Amazon広告の必要性と具体的運用事例を解説

スポンサープロダクト広告の特徴

スポンサープロダクト広告の特徴は主に次の3つです。

掲載場所

Amazonスポンサープロダクト広告の掲載場所は、以下の2つです。

  • 検索結果ページの広告枠
  • 商品ページ内の下部にある広告枠

先述したように、Amazonスポンサープロダクト広告は、検索結果に溶け込むため、他のAmazonスポンサー広告に比べてユーザーのクリック率が高い傾向があるといわれています。

課金方法

Amazonスポンサープロダクト広告は「クリック課金型」の広告です。したがって、広告が表示されただけでは課金されず、ユーザーがクリックして初めて広告費が発生する非常にコストパフォーマンスの高い広告フォーマットといえます。

Amazonスポンサープロダクト広告を使ってさまざまなキーワードで自社商品の配信面を増やせば、自社商品の認知度を上げながら、同時に購買意欲の高いユーザーの商品購入を促進することが可能です。

ターゲティング

Amazonスポンサープロダクト広告には「オートターゲティング」と「マニュアルターゲティング」の2つのターゲティング方法が存在します。

オートターゲティング

「オートターゲティング」は、ユーザーが探している商品にマッチするキーワードをAmazonが自動的に選択し、広告を表示します。商品ページ内の商品名(タイトル)や商品説明文、商品の箇条書きなどのテキストコンテンツをもとに、広告を表示させるキーワードをAmazonが判断するターゲティング手法です。

広告主は「広告グループ名」「広告対象商品」「入札額」の3つの項目を設定します。

オートターゲティングのメリットとして、広告主はキーワードを決める必要がないため、「Amazonスポンサープロダクト広告」の運用のノウハウがなくても、ある程度まで売り上げを作れることが挙げられます。また、Amazonが配信キーワードを自動で判断するため、広範なユーザーに対して広告を表示でき、ユーザーがアクセスしたキーワードのデータを収集できるメリットもあります。

一方のデメリットとしては、キーワードを入れ替えながら広告の効率を高めていくような、きめ細かい運用が行えない点が挙げられます。また、狙ったキーワードで広告を表示できないため、購入率の低いユーザーにも同様に広告を表示してしまい、広告の費用対効果が下がる場合もあります。

つまり、Amazonスポンサープロダクト広告をオートターゲティングのみで運用していると、広告経由の売上が頭打ちになったり、ROAS(広告の費用対効果)が悪化したりすることが往々にして起こります。

マニュアルターゲティング

「マニュアルターゲティング」では、「広告グループ名」「広告対象商品」「入札額」「キーワード選択」の4つの項目を設定します。広告を表示させるキーワードと単価を広告主が指定できるため、狙った検索キーワード(検索ユーザー)にピンポイントで広告を配信できます。

また、広告を表示したくないキーワードがある場合には、除外設定を行うことで、そのキーワードを除外することもできるため、よりきめ細かな広告運用が行えます。こうしたキーワードごとの配信コントロールや、ロングテールキーワード獲得の重要性を理解できている運用主にとっては、マニュアルターゲティングを使った広告運用は大きなメリットといえるでしょう。

スポンサープロダクト広告のメリット


スポンサープロダクト広告のメリットは大きく分けて2つあります。

広告出稿のハードルが低い

1つめが「広告出稿のハードルが低いこと」です。

スポンサープロダクト広告を出稿する準備としては、主に以下の4つが挙げられます。

Amazon広告ですので、Amazonに出品していることが条件になります。そして、出品タイプを「小口出品」から「大口出品」に変更する必要があります。
Amazon広告を出稿したい場合は、いずれの広告を出稿する場合も「大口出品」を選択している必要がありますので、ここも確認しておきましょう。

また商品詳細ページの作成・補強も大切です。

Amazonスポンサープロダクト広告は、商品詳細ページの内容を踏まえて広告内容を自動生成するので、商品ページの作成が必須となります。

最後にAmazonショッピングカートの取得を達成しましょう。
Amazonショッピングカートの取得とは、商品詳細ページのファーストビュー画面の目立つ場所に、自身の出品者名を載せることを指し、Amazon運営では「ショッピングカートボックスを獲得する(カートを取る)」と表現します。

Amazonショッピングカートを取得するための具体的な方法については下記のページで解説していますので、あわせてご覧ください。

関連記事:Amazonで「ショッピングカートを獲得する」ための具体策とは?

今や大口出品が主流となってきています。スポンサーディスプレイ広告の配信のためというだけでなく、売り上げを継続的に伸ばしていくという観点からも、4つの項目はひとつずつ達成していくようにしましょう。

購入意欲の高いユーザーへ訴求できる

Amazonスポンサープロダクト広告の最も優れた点は、検索キーワード経由のユーザーに自店舗の商品を表示できることです。

Googleのリスティング広告のように、検索連動型広告は、検索キーワードに連動して広告が表示される広告となっています。

つまり、検索キーワードを入力してページを閲覧するユーザーは、YouTubeで何気なく見かける動画広告や、サイト閲覧中に目に留まるバナー広告の時よりも、特定の商品に注意が向いている状況であり、商品の情報収集に能動的になっている状態と想定できます。

そのようなユーザーは、既に特定の商品を「知っており」、Amazonで「販売されているはずだ」という予想を経て、検索キーワードを打ち込んでいます。

そして、YouTubeで何気なく動画広告を見る時や、サイト閲覧中に目に留まるバナー広告の時とは決定的に異なるのが、良い商品が見つかれば「購入したい」と考えている可能性が高いことです。

これはAmazonの検索ユーザーに限らず、あらゆる検索エンジンでキーワードを入力するユーザーに当てはまる状態といえます。

したがって、Amazonスポンサープロダクト広告は、Amazon広告初心者に優しい出稿条件でありながら、購買意欲の高いユーザーに商品を露出できる「ハイパフォーマンス広告」といえるのです。

売上アップの好循環を生み出す

Amazonの出店者が売上を増やすには、「商品の露出を増やす」→「商品ページへのアクセス増加」→「商品の販売が増加」→「自然検索の順位が向上」という流れを作ることが重要です。

売上アップの循環を生み出す上で、最も重要なことは、循環の起点となる「商品の露出を強化すること」といえます。Amazonスポンサープロダクト広告を活用すると、「商品の露出」を大幅に強化できるため、売上アップの循環をすばやく生み出すことができます。

Amazonスポンサープロダクト広告は、EC成長の加速装置の役割を担っているのです。

新商品や販売実績が少ない商品でも、売上を伸ばせる

新商品や販売実績が少ない商品の売上を、短期間で伸ばしたい場合にも、Amazonスポンサープロダクト広告は有効です。

Amazonの検索アルゴリズムは現在、販売件数が多い商品が上位に表示される傾向が強いため、新商品や販売実績が少ない商品は、自然検索の順位が簡単に上がりません。

膨大な数の商品が売られているAmazonの中で、自社の商品を後発で自然検索の検索結果1ページ目に表示させるのは、とても難しいのが現実です。

しかし、Amazonスポンサープロダクト広告を活用し、適切なキーワード設定を行えば、売上を伸ばしたい商品を強制的に検索結果の上位に表示させることができます。

そして、広告経由でたくさんの購入を獲得できれば、販売件数が増え、自然検索の順位も上がっていきます。その後に「新着ランキング」などに掲載されれば、流入がさらに増えるでしょう。

スポンサープロダクト広告のデメリット


Amazonスポンサープロダクト広告のデメリットとして、以下の3つが挙げられます。

  • 頭打ちになる可能性がある
  • 商品のみ掲載可能で、キャッチコピーやロゴは掲載できない
  • リンク先に商品詳細ページしか設定できない

頭打ちになる可能性がある

キーワード設定を行わずに広告を運用する「オート ターゲティング」のみを利用している場合、開始からしばらくすると、効果が頭打ちになることが多いようです。

オートターゲティングは、自店舗の商品を露出させる検索キーワードを、Amazonが自動的に選択して広告を表示します。

先述したように、運用の知見がなくても売り上げを作ることができる手軽さから、オートターゲティングのみで運用している広告主が多いのも事実です。

ただし、オートターゲティングは、トラフィックデータに基づいてキーワードを入れ替えながら広告の効果を高めていくような、戦略的な広告運用には適していません。

そのため、広告経由の売り上げが一定規模まで増えると、売り上げが頭打ちになったり、ROASが悪化したりすることがあるのです。

こうしたデメリットを解消するには、Amazonスポンサープロダクト広告のターゲット設定を「オートターゲティング」だけでなく、「マニュアルターゲティング」も並行利用し、自店舗の商品を露出させる検索キーワードを指定していくことがポイントです。

とはいえ、いきなりマニュアルターゲティングでAmazonスポンサープロダクト広告を運用してしまうと、「どの検索キーワードで実際に商品購入が発生しているのか」はわかるものの、「正しい計測ができない」恐れがあるため、結果的にオートターゲティング設定よりもROAS(広告の費用対効果)が悪くなる可能性があります。

効率的な運用を進めるために、弊社ではオートターゲティングとマニュアルターゲティングを並行する形でAmazonスポンサープロダクト広告の運用を推奨しています。オートターゲティングで売上が頭打ちになっているのなら、売上データから「購入率の高い検索キーワードと商品の組み合わせ」を抽出し、その組み合わせをマニュアルターゲティングで出稿すると良いでしょう。

たまにGoogle広告の経験から、売れる検索キーワードと商品の組み合わせを予測し、はじめにマニュアルターゲティングを設定する事業者様がいらっしゃいますが、プラットフォームが異なる分、予想とは異なる結果がデータから収集できる可能性がありますので、オートターゲティング設定と並行運用することをおすすめします。

商品のみ掲載可能で、キャッチコピーやロゴなどは掲載できない

Amazonスポンサープロダクト広告は、商品のみ掲載可能な広告フォーマットであり、キャッチコピーやロゴは掲載できません。そのため、キャッチコピーやロゴを使ってターゲットユーザーに効果的な訴求を行いたい出品者にとっては少々物足りなく感じる可能性があります。

リンク先に商品詳細ページしか設定できない

Amazonスポンサープロダクト広告では、リンク先を商品詳細ページにしか設定できないため、ユーザーのランディング先を適宜コントロールできないデメリットがあります。

リンク先を自社ブランドのストアページなどに設定したい場合は、別途Amazonスポンサーブランド広告の「ストアスポットライト」のような広告フォーマットを用いて、ユーザーを意図的にストアページに遷移させなければなりません。

Amazonスポンサーブランド広告を用いた運用に関しては下記の記事で詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。

関連記事:【2024年最新版】Amazonスポンサーブランド広告の特徴と設定方法を解説

スポンサープロダクト広告の設定方法を解説


ここからはAmazonスポンサープロダクト広告の設定方法について説明していきます。

キャンペーンの作成

まずはAmazon広告にログインし、管理画面から「キャンペーンを作成する」を選択しましょう。

次にキャンペーンタイプを選択する画面に切り替わるので、「スポンサープロダクト広告」を選択します。
スポンサープロダクト広告を選択した後は、キャンペーンの概要を設定していきます。

「任意のキャンペーン名」「開始日時と終了日時」「1日の予算」を入力します。

はじめて利用される事業者様が迷われるのが「1日の予算額」ですが、クリック単価が5~10円、月間の広告費を3万円と想定するならば、「1日あたり1,000円」で設定するのが妥当といえるでしょう。

「まずは様子を見てみたい」という方は、設定できる最低額を入力してみても良いかもしれません。

ただし、事業規模にもよりますが、広告費をあまりにも少額にしてしまうと、広告データを十分に収集することができないため、様子を見て広告費を増額するなど、工夫が必要になってきます。

ターゲティング種類の選択

ターゲティングのタイプは「オートターゲティング」を選択しましょう。既にオートターゲティングを実施している方は、マニュアルターゲティングでも構いません。

入札方法の決定

広告キャンペーンマネージャーでは、「キャンペーンの入札戦略」を決めることができます。

Googleのリスティング広告などを運用した経験がある方はご存じかと思いますが、Amazon広告出稿の裏でも入札競争が行われており、設定した入札戦略に基づいて、「動的な入札」と「固定額入札」の2つに分かれて運用されます。

動的な入札ーダウンのみ

「動的な入札-ダウンのみ」とは、販売につながる可能性が低い場合に、入札額を引き下げる入札戦略を指します。

こちらはシンプルに、Amazon側が販売につながる可能性が低いと判断した際に入札額を引き下げて、広告が出稿されないように調整する機能です。

次に紹介する「動的な入札ーアップとダウン」に比べて出稿量が減ることが予想されるため、広告費を低く抑えながら、かつ勝てるキーワードでコンスタントに露出を行いたいEC事業者におすすめです。

動的な入札ーアップとダウン

一方の「動的な入札-アップとダウン」とは、「ダウンのみ」の場合と同様に、販売の可能性が低い場合に入札単価を下げるほか、販売の可能性が高いと判断した場合には、入札単価を上げる入札戦略を指します。

「ダウンのみ」の入札戦略と比べて動的な部分が大きく、設定したデフォルトの入札額から引き上げて入札することが可能です。
最大100%の入札を行うことができるため、「固定額入札」では勝てないキーワードでも、このターゲティング設定を行うことで露出・流入を確保できる可能性があります。

ただし、状況に応じて入札額を引き上げる入札戦略になるため、広告費がかさむことも多く、結果としてROASが悪くなる可能性がある点に注意しなければなりません。

固定額入札

「固定額入札」とは、文字通り、設定したデフォルト入札額を守る入札戦略です。

販売可能性の濃淡にかかわらず、固定の入札額で運用するため、広告主が管理しやすいメリットがあるでしょう。

広告グループの作成

入札方法を選択した後は、広告グループを作成します。

広告グループ作成では、同一カテゴリーや同じ価格帯の商品をグルーピングすることで、各広告グループにおけるROASをまとめて管理します。

運用担当者は、商品ROASを1つずつ管理するのではなく、広告グループごとに効率良く管理することができます。

対象商品の選択

対象商品選択では、「商品名」「ASIN」「SKU」を入力して、広告として露出する商品を選択していきます。対象商品が数十個以上ある場合は、事前に対象商品を洗い出し、ASINによって選択する方が効率的です。

スポンサープロダクト広告の注意点


スポンサープロダクト広告を用いて売上につなげる際の注意点として、以下の3つが挙げられます。

  • オート機能を定期的に見直すように心がける
  • 「マニュアルターゲティング」も設定し、併用する
  • 出稿できない商品がある

それぞれのポイントについて解説していきます。

オート機能を定期的に見直すように心がける

オートターゲティングとは言うものの、「オート機能」は細かく調整することが可能です。

入札戦略を見直す

例えば、先ほど紹介した「入札戦略」も、売上状況に応じて設定を変えることをおすすめします。

考え方としては、はじめは販売につながりにくいキーワードに対して広告を出稿することを控えたいので、「動的な入札-ダウンのみ」を選択しましょう。

そして運用しているキャンペーンで徐々に売上が出てきたら、「動的な入札-アップとダウン」に切り替えます。

このタイミングで平均クリック単価の高騰が予想されるため、クリック単価のデータを見ながらデフォルト入札額を下げる対応が必要となります。

再度、入札戦略を見直す期間としては、運用から2週間程度が目安となります。

売上数の増加やクリック単価の高騰などのデータを見ながら、費用対効果が良い場合なら続行、悪い場合は「動的な入札-ダウンのみ」に戻す、といった対応を取りましょう。

ターゲティンググループを見直す

また、オートターゲティングには、広告を表示するキーワードのターゲティンググループを4段階で調整することができ、それぞれの段階に応じてデフォルト入札額を変更できます。

  • ほぼ一致:出稿予定商品と一致するor密接なキーワードに広告を表示
  • おおまか一致:出稿予定商品とある程度一致するキーワードに広告を表示
  • 代替商品:出稿予定商品と近い商品orブランドのキーワードに広告を表示
  • 補完商品:出稿予定商品とキーワードが補完関係にある場合に広告を表示

デフォルト入札額の設定を迷われる方も多いかと思いますが、こちらはAmazonが推奨する入札額にそれぞれ設定すると良いでしょう。

極端に入札額が高すぎたり低すぎたりすると、望ましいデータが取得できないこともあるため、Amazonの推奨額を参考にしながら設定額を調整してみてください。

除外キーワードを設定する

また、オートターゲティングで広告を出稿していると、売上に全く関係のないキーワードで自店舗の商品が露出・クリックされていることがあります。
先述したようなターゲティンググループの影響を受け、自店舗の商品の売上と関係のないキーワードに広告を出稿している可能性もあるため、売上に全く関係のないキーワードと分かる場合のみ、除外キーワードリストに登録しておきましょう。

マニュアルターゲティングも設定し併用するようにする

オートターゲティングのデメリットの部分でも少し説明しましたが、オートターゲティングで収集したデータの中から、販売につながりやすいキーワードと商品の組み合わせを見つけ、マニュアルターゲティングと並行運用することをおすすめします。

検索キーワードの中には「購買につながりやすいキーワード」があるため、オートターゲティングに入札を任せるのではなく、広告運用担当者の裁量で入札額を決めることが売上拡大の突破口となるからです。

具体的には、まずAmazonスポンサープロダクト広告をオートターゲティングで運用し、キーワードごとの広告表示回数(インプレッション数)やクリック数、コンバージョン率などを収集します。

次に、それらのデータを分析し、「クリックにつながりやすいキーワード」「売り上げにつながりやすいキーワード」「転換率が高まりやすいキーワード」などを探し出していきます。

そして、売り上げアップの期待値が高い商品とキーワードの組み合わせをマニュアルターゲティングで運用し、売り上げとROASを最大化していきます。

既にAmazonスポンサープロダクト広告を利用している方や、これから利用を検討している方は、マニュアルターゲティングの重要性を知っておきましょう。

出稿できない商品がある

Amazonスポンサープロダクト広告には、以下のような「出稿できない商品」が設定されています。

  • アダルト関連商品
  • アルコール商品
  • 病気または健康診断キット
  • ニコチンを含む製品、紙巻タバコ、電子タバコ、電子タバコ、および類似の製品

その他にも出稿できない商品があるため、Amazonスポンサープロダクト広告として出稿する商品に該当商品がないか公式ページでチェックしておきましょう。

まとめ

Amazonスポンサープロダクト広告は、最初こそオートターゲティングで運用しますが、売上につながりやすいキーワードと商品の組み合わせを発見した段階から、運用担当者の腕の見せどころとなってきます。

運用次第では、Amazonスポンサープロダクト広告だけで高い費用対効果を生むことが可能ですので、この機会に一度取り組んでみていただきたいと思います。

Amazon専門チーム
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株式会社いつもが誇るAmazon専門チームが、Amazonにおける最新の集客支援の施策や運用のポイント、広告戦略についてお送りします。

Amazon専門チームは、Amazon専門のマーケティングセンターとして、全国のAmazon運営企業から大手メーカーまで豊富な実績を有しています。Amazon社内の担当者と都度打合せを行っており、現在のAmazonの動向や今後の動きなどを把握し、「今」ではなく「その後」の動きに合わせた対策を行うことができるのが強みです。

本ブログでは、米国での最新事例から、今後日本でも起こるであろうAmazonでの対応策まで、幅広くお伝えします。

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amazonスポンサープロダクト広告に関するよくある質問

 

amazonスポンサープロダクト広告で売上が上がらない要因は?
よくある要因は「オートターゲティング」のみの運用です。
キーワードを広告主が戦略的に設定できる「マニュアル ターゲティング」を併用することが必要です。
amazonスポンサープロダクト広告のROASは?
最低出稿金額が1クリックあたり2円と安いため、上手に運用すれば高いROAS(広告費に対する広告経由の売上高の割合)が出ます。
Amazonで売り上げを伸ばす上で、非常に有効な広告メニューの一つと言えるでしょう。
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