公開日:2023年5月23日

【最新版】Amazon出品代行サービス業者の選び方と注意点を解説

【最新版】Amazon出品代行サービス業者の選び方と注意点を解説

Amazonの出品代行サービスを利用して最初に感じる変化は「作業負担の軽減」ですが、店舗の重要課題である「売上改善」に関しては不満を覚えるショップ様も多くいらっしゃいます。

今回は数々の売上改善実績を持つ弊社が考える「Amazon出品代行サービス業者の選び方」を解説していきますので、自店の課題解決のヒントにしていただけますと幸いです。

Amazonの出品代行サービスとは?業務内容を解説


Amazonの出品代行サービスとは、Amazonにおける出品作業を代行してくれるサービスの総称で、以下のような出品に関わる作業を代行するのが一般的です。

  • 写真撮影やテキスト入力などの商品登録
  • 検品作業
  • 購入者との連絡
  • 梱包・発送作業

Amazonの出品代行サービスを利用することで、出品者は煩雑な業務から開放され、Amazonにおける売上改善の施策立案や、効果検証にリソースを割けるようになります。

上記であげた作業のうち、どの範囲まで代行してくれるかは作業を依頼する業者によって異なりますが、部分的に委託するよりも全ての出品作業を委託した方がお得になるケースが多いのが特徴です。

写真撮影やテキスト入力などの商品登録

Amazonでは自身のショップで掲載する商品写真を自ら用意する必要があり、商品の様々な写真に加えて商品説明文の登録も重要な作業の1つです。

はじめこそ気合いを入れて取り組める商品登録ですが、新入荷した商品や類似商品など、作業が定期的かつ煩雑になりがちな業務となってしまいます。

そこでAmazon出品代行サービスを活用すれば、こうした煩雑な業務から開放され、他の出品に関わる作業にリソースを費やすことができます。

また、Amazonの商品写真の撮影や商品説明文の登録は、誰しも経験があると思いますが、綺麗な写真が撮影できなかったり、魅力的なテキストを作成できなかったりします。

少なく見積もった作業工数で業務が終わらない場合は次の業務に支障をきたすため、精神衛生上もよくないといえるでしょう。

そういった悩みがある場合も、Amazonの出品代行サービスを使うことで、プロのカメラマンに撮影を依頼できるほか、文章もプロのライター・マーケターに代筆してもらうことが可能です。

Amazonの出品代行サービスに在籍するカメラマンやデザイナー、ライター、マーケターなどはプロ集団であることが多く、商品が売れるためのクリエイティブの作り方を熟知しています。

こうしたプロ集団に依頼することで同時に売上改善のヒントが得られる可能性もあるため、積極的に利用を検討しましょう。

検品作業

検品作業は文字通り「納品された商品・納品する商品の品質チェック」を行う作業です。

日々膨大な数の商品を入荷するショップや、不定期に大量の商品を検品するショップなどは、検品作業の品質維持に不安を抱えていることも多いでしょう。

検品作業では、納品された商品の動作確認や傷・汚れのチェックなど、商品がユーザーのもとに届いて適切に機能するかどうかをチェックする品質管理の役割を担っています。

また、納品前の商品も再度確認する必要があり、正しく動作するか、梱包されているかどうかについてチェックしなければなりません。

こうした検品作業はスムーズな出荷作業のネックになってしまうこともあり、しっかりとした体制で作業を実施できない場合は、不良品がユーザーのもとに届いてしまうリスクがあります。

不良品が届いたショップの評価は著しく下がる傾向にあり、場合によってはペナルティの対象となってしまうため、検品作業は時間をかけてでも丁寧に行う必要があるのが実情です。

ただし、検品作業を1つずつ丁寧に行うのは、体力的にも時間的にも限界があります。そこでAmazonの出品代行サービスを活用し、作業の省力化を目指すことが重要です。

購入者との連絡

Amazonで商品を購入したユーザーとの連絡業務も対応が遅れてしまうと、ショップ評価の低下に繋がる恐れがある重要なポイントです。

繁忙期や閑散期など、通常業務とは異なる運用になっている時に購入者とのトラブルは起こりやすいため、普段からスムーズな対応フローを検討しておく必要があります。

とはいえ少人数で対応しているショップも少なくないため、バックヤード業務と連携して購入者との連絡を行う出品代行サービスを利用するのがおすすめです。

梱包・発送作業

商品の注文からスムーズな発送を実現するには、効率的な梱包・発送体制を構築している必要があります。特に少人数で梱包・発送作業を行っている場合は、1人あたりの作業負担が大きく、10~30個の梱包作業に半日ほど費やしてしまうこともあるのではないでしょうか。

こうした梱包・発送に関わる作業も、Amazonの出品代行サービスに委託すれば、プロが梱包基準を遵守した作業を実施してくれます。

担当者は他の作業にリソースを割くことができ、生産性の高い運営体制が築けるようになります。

Amazon出品代行業者へ委託・外注するメリット


Amazonの出品代行業者へ委託・外注するメリットには以下のようなものがあります。

  • 煩雑な出品手続きを一括で任せることができる
  • 商品情報を規約に合わせ的確に訴求してくれる
  • 購入者とのトラブルを防ぐことができる

1つずつ詳しく説明していきます。

煩雑な出品手続きを一括で任せることができる

Amazonにおける商品登録・出品作業は思いのほか骨が折れる作業です。商品を様々な角度から撮影したり、売れるキャッチコピーや商品説明文を考えたりする作業は正解がなく、日々改良を重ねて効果検証をしていく必要があります。

こうした日々の積み重ねが実を結ぶ作業は、少人数でEC・D2Cサイトを運営するチームにとっては大きくリソースを割かなければならない領域になり、担当者1人あたりの作業負担を増大させるネックとなってしまいます。

Amazonで売れているショップ、販売実績を伸ばしているショップは、この出品手続きを出品代行業者に委託・外注して効率化を図っており、外部のプロの経験・意見を取り入れながらショップ運営を行っているのが特徴です。

取り扱う商品数が増えれば増えるほど、商品の管理が煩雑になり、商品管理の適切な知見がなければ余剰在庫・欠品を生み出す原因になります。

現状の出品体制・商品管理体制に課題があるショップは、出品代行サービスを利用することで状況を改善できるでしょう。

商品情報を規約に合わせ的確に訴求してくれる

AmazonなどのECプラットフォームには必ず出品ガイドラインが存在し、登録する商品の画像や商品説明文の記載に一定の制約があります。

景品表示法に準拠した訴求を心掛けていればある程度は問題なく運用できますが、Amazon独自のガイドライン・規約を設けていることもあり、知識のない出品者は気付かずに違反してしまうケースも少なくありません。

このように「規約範囲内で最大限に商品訴求を行う技術」は、出品代行業者などのプロ集団が知見として保有しているケースが多く、Amazonの商品訴求に特化した出品代行業者も存在します。

ショップの売り上げや転換率が半年~1年ほど横ばいになっている場合は、出品代行業者に委託して商品訴求の課題を可視化してもらいましょう。

購入者とのトラブルを防ぐことができる

Amazonで商品を購入したユーザーからクレームが届くことがありますが、こうしたクレーム対応も出品代行業者に委託することで適切に対処することが可能です。

通常の業務連絡等であれば問題ありませんが、クレームなどのお客様が興奮状態にある場合は、適切なフローで対応しなければ後に大きな事象へと発展する可能性があります。

これまで少人数でカスタマー対応を行っていたショップも、一度プロの対応を確認することで自店の不適切な対応を振り返ることができるかもしれません。

Amazonの出品代行業者に協力を依頼し、明確なクレーム対応フローや、カスタマー対応フローを構築すると、中長期的に安定したショップ運営が実現するでしょう。

Amazon出品代行業者へ委託・外注するデメリット


Amazonの出品代行業者へ委託・外注するデメリットには以下のようなものがあります。

  • 商品情報のやり取りやチェックに手間が発生してしまう
  • 自社で出品するよりも費用がかかってしまう

どのような業務でも代行業者に依頼を行う場合は、多少のコミュニケーションコストが発生します。ポイントは、このコミュニケーションコストを無くすことではなく、「いかに摩擦を減らす体制を構築できるか」にあります。

こうしたコミュニケーションコストを低減する知見は、自店内で持ち合わせていないことも多いため、出品代行を依頼する業者に知見があるかどうか事前に確認するとよいでしょう。

商品情報のやり取りやチェックに手間が発生してしまう

Amazonの出品代行業者によっては、商品情報のやり取りやチェックに手間が発生してしまうことがあります。

例えば、代行業者が作成した商品説明文に対して「訴求力を強化してほしい」と感じた場合に、EC担当者はその旨を伝えますが、再度提出された商品説明文もイメージと異なるものが納品された、といった具合です。

このようなコミュニケーションコストが発生する背景には、代行業者が意識している「Amazonのガイドライン・規約に準拠した文章」と、EC担当者が想定している「訴求力の強いコピー」に違いがある可能性があります。

どちらが悪いといった判断は一概に言えないため、代行業者を選ぶ際は「しっかりと品質基準や方針を提示するかどうか」といった判断軸で精査し、EC担当者としては「ECプラットフォームごとに規約が存在し、準拠しなかった場合のペナルティリスクを知ること」を社内で徹底するとよいでしょう。

自社で出品するよりも費用がかかってしまう

代行業者に依頼する際は当然費用が発生します。したがって依頼する際は、「費用に見合う価値・売上が得られるかどうか」を意識する必要があります。

出品代行業者に委託・外注することによって、高い費用対効果が得られるかどうかを精査し、費用に見合う成果が得られると分かれば依頼を決定しましょう。

費用対効果を見る際は、もちろん売上も重要ですが、「EC担当者の作業負担軽減によって捻出した時間をどのような業務に充てられるか」といった視点も持つことが重要です。

「これまでやりたくても対応できなかった業務」などがある場合は、売上改善だけにこだわらず、捻出できる時間と新たに着手できる仕事のバリューに注目するとよいでしょう。

商品出品代行に掛かる費用相場は?


Amazonの出品代行業者に委託・外注する際にかかる費用相場は、固定の月額費用と、変動する配送料の2つに大きく区分されます。

月額費用は5,000円~10,000円程度が相場で、配送料は商品1点あたり100円~数百円程が一般的です。

ただし、配送料は商品のサイズや重さによっても異なるため、複数の代行業者に見積りをとり、自店に合った料金体系かどうか確認することをおすすめします。

Amazon 出品代行業者の選び方


Amazonの出品代行業者の選び方として以下のような基準があります。

  • 実績を確認する
  • サポート体制や対応時間、サポート範囲を確認する
  • 手数料や費用を事前に確認し利益率を計算する

仮に自店に適切なAmazonの出品代行業者を見つけられない場合は、FBA(フルフィルメント by Amazon)を利用することも検討しましょう。FBAを利用することで、全国各地に点在するAmazonフルフィルメントセンターに商品を事前に納品し、商品の注文に応じて自動発送する体制が構築できます。

FBAについては下記記事で詳しく解説していますので、参考にしていただけますと幸いです。

関連記事:【Amazon】絶対に避けたい在庫切れリスクと要因、解決方法を解説

実績を確認する

まずはAmazonにおける出品代行の実績を確認しましょう。どのくらいの経験年数があるのか、どれくらい売上を改善させたのか、といった点を細かく見ていきましょう。

ホームページやサービスページを見て気になったポイントはどんどん質問し、曖昧な点は無くした状態で見積りを取ることをおすすめします。

サポート体制や対応時間、サポート範囲を確認する

出品代行業者で意外と重要なのが、「何か不明点があった際に気軽に相談できるかどうか」という点です。

特にセール前やAmazonの規約・仕様が変わった前後などは、Amazonセラーセントラルにおける操作が変化したり、従来まで無かった表記が現れたりする可能性があります。

ショップだけで運用している場合はこうした些細な変化を黙認しがちですが、プロである出品代行業者に質問すれば解決につながり、新たな販売戦略へと発展していくことも少なくありません。

したがって、出品代行業者を精査する際は「担当者のサポート体制や対応時間、サポート範囲」を確認しておくことが重要です。

ちなみに弊社では、希望に応じてサポート範囲をカスタマイズでき、本契約前に運用イメージを掴んでいただけます。

手数料や費用を事前に確認し利益率を計算する

出品代行にかかる手数料や費用を事前に確認し、しっかりと利益が出るかどうかをチェックしておきましょう。

出品代行業者は様々なメリットを提示してきますが、ショップにとって最も重要な課題はEC事業者こそ知り得ることですので、「どの課題を優先順位高く解決していくべきなのか」という軸は持っておく必要があります。

多くのショップにとって、解決すべき点は「売上」に当たるため、出品代行を利用することによってどのように売上が改善されるのかについて、具体的に数値を使って説明があるかどうかもチェックするとよいでしょう。

Amazon 出品代行業者を利用する際の注意点


Amazonの出品代行サービスを利用する際には、出品代行を依頼する業者がAmazonの規約・ガイドラインに準拠した運用を行ってくれるかどうかを確認しましょう。

各ECプラットフォームによって全く対応が異なる項目もあるため、「Amazon出品のよくある失敗例」などを資料としてまとめている代行業者を探すなど、工夫して調査を行うことがポイントです。

利用が禁止されている商品がある

Amazonのガイドライン・規約を確認すると、出品が禁止されている商品が存在します。規約を読まずにこうした商品を出品すると、運営側から警告が届き、ペナルティが与えられる可能性があるため特に注意しましょう。

また、Amazonのガイドライン・規約には準拠しているが、出品代行業者が出品できない商品、出品を得意としない商品、なども存在します。ただ売上改善の知見があるかどうかだけでなく、ガイドライン・規約の準拠を徹底しているかどうかもチェックしましょう。

まとめ

Amazonの出品代行業者を選ぶ際は、自店にとって最も解決したい課題を明確化した上で、目的達成のために最も適切なフローを構築・提案してくれる業者を選びましょう。

出品代行業者によってはサポート範囲・対応フローがパッケージ化されているため、要望に応じて柔軟にカスタマイズできるかどうかも確認することが重要です。

弊社では、Amazonでの売上改善、運用体制改善に定評がある「Amazon運用代行サービス」を提供しています。

様々な出品作業の代行はもちろんのこと、売上アップに焦点を当てたページ改善、広告の運用代行、チャット・電話サポートなどを標準プランで提供するのが特徴です。

弊社のサポートプランでは、出品代行業者への委託・外出でよくある「作業負担は減ったが、肝心の売上が改善されない」といった失敗例を回避でき、ショップの課題を迅速かつ高い確率で改善へと導きます。

Amazon専門チームによる手厚いサポートをご希望の方は、一度お気軽にご相談ください。

https://itsumo365.co.jp/service/amazon/

Amazon専門チーム
Amazon専門チーム
  
株式会社いつもが誇るAmazon専門チームが、Amazonにおける最新の集客支援の施策や運用のポイント、広告戦略についてお送りします。

Amazon専門チームは、Amazon専門のマーケティングセンターとして、全国のAmazon運営企業から大手メーカーまで豊富な実績を有しています。Amazon社内の担当者と都度打合せを行っており、現在のAmazonの動向や今後の動きなどを把握し、「今」ではなく「その後」の動きに合わせた対策を行うことができるのが強みです。

本ブログでは、米国での最新事例から、今後日本でも起こるであろうAmazonでの対応策まで、幅広くお伝えします。

Amazon支援グループ 事業責任者
丸山 晃一

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Amazon出品代行に関するよくある質問

 

Amazon出品代行サービスとは具体的にどんなことをしてくれるのですか?
Amazonの出品代行サービスとは、Amazonにおける出品作業を代行してくれるサービスの総称で、「写真撮影やテキスト入力などの商品登録」「検品作業」「購入者との連絡」
「梱包・発送作業」など出品に関わる作業を代行するのが一般的です。
Amazon 出品代行業者の選び方を教えてください。
「実績」「サポート体制や対応時間、サポート範囲」「手数料や費用」の確認が大切です。詳しくは本記事にて解説しております。
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