アメリカの“ソーシャル”活用事情

People Communication Speech Social Network Concept

今回のテーマは、「ソーシャル活用」です。ソーシャルメディアを使う理由はさまざまにあるでしょうが、その1つとして“大手への対抗策”という側面があります。
アメリカではこれまでアマゾンや通販企業などがリスティングやSEOなどウェブ広告に力を入れていましたが、昨今ではそこに大手小売チェーンも広告費を投下して出稿するようになっています。大手チェーンの場合、リアルとネットの在庫連動や会員一元化などいわゆるオムニチャネル化への投資が一段落した後で認知拡大や販促を行うべく広告出稿を仕掛けているという状況です。その結果、前回お伝えしたとおり、2013年は小売りチェーンがEC売上高を大きく伸ばしています。
そのため、中堅規模のネットショップが広告を打とうにも大手小売チェーンなどによって枠が抑えられてしまっています。では資本力で大手に劣るネットショップは手をこまねいているかというとそうでもありません。実際、創業数年で50億円規模の売り上げを出している企業もあります。そうした企業が利用しているツールがソーシャルメディアです。

商材によってメディアを使い分ける

ソーシャル活用事例をご紹介する前に、少し整理をしておきます。
ソーシャルメディアには相性の良いコンテンツがあるというのをご存知でしょうか。例えばフェイスブック(FB)の3大「いいね!」訴求コンテンツは「食べ物」「子供」「ペット」です。こうしたコンテンツがタイムライン上に流れていると、「いいね!」が押されやすいです。一方で、FBのような“大きな”(パブリックな)メディアにはそぐわないような、個人的な話題やニッチな領域についてはブログやユーチューブなどの“小さな”(匿名性を担保できる)メディアと相性が良いと言えます。こうした点を踏まえ、ソーシャルを活用する際には取り扱う商材に合わせて以下の2点を考慮する必要があります。①パブリックor匿名かを選択する②自社の客層がいるメディアを選ぶ──。②について言えばFBはビジネスマンのユーザーが多いと言われておりますので、BtoB商材が向いていると言えます。どのプラットフォームを使うべきか戦略を練ったほうが良いでしょう。

 

短尺の動画でスマホユーザーを獲得

それでは、実際にソーシャルをうまく使っているケースをご紹介します。
1つ目はPetbrosiaという企業です。ペットフードをネット販売している会社ですが、2011年創業で2014年には年商を20億円まで伸ばしています。同社はFBやツイッター、ピンタレスト、グーグル+など多くのメディアを活用していますが、FBを見ますと、先ほどお伝えしたFBと相性の良い三大コンテンツの1つである「ペット」の画像を多く掲載しているのが特徴です。
2つ目もペットフード屋さんで「PetFlow.com」というECサイトを運営しています。実は以前に当コーナーでもこの「PetFlow」のEC活用法をご紹介しています。その際はPetbrosiaと同じように、FBで動物の画像を投稿してユーザーを集めているという事例でしたが、1年が経ってさらに進化し、スマートフォンユーザーを意識した展開を行っているのです。
スマホを攻略する上でキーワードになるのが「暇つぶし」です。そして一度に閲覧している時間は2分以内です。つまりスマホの利用状況は「2分以内の暇つぶし」ということができます。そこでPetFlowですが、一年前はFBに静止画を掲載していただけでしたが、今は動画をアップしています。動画をクリックすると自社のブログに飛ばされ、動画を視聴できる仕組みです。そこで流れる動画はほぼ2分以内です。要するにスマホユーザーが暇つぶしで閲覧できる短い尺の動画を発信しているわけです。短尺であるため見ている側も飽きず「いいね!」も押されやすくなります。おそらく、これまではペットのユニークな画像で顧客を集めてきましたが、動画を使うことでさらに広いユーザー層にリーチするのが狙いだと思われます。

 

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